<出品事例>laccche

法人

ブランドのローンチから約3か月で百貨店デビュー。
日本パフが明日見世への出品で得た認知拡大への手応えとは


【出品事例】laccche
・会社名:日本パフ株式会社
・事業内容:化粧品雑貨、ベビー雑貨、衛生材料製品の製造および販売
・URL:https://laccche.jp/ (外部サイトに移動します)

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【課題】
・ブランドローンチ直後の認知度不足
・オンライン販売のみでは商品の魅力を十分に伝えきれない

【成果】
・大丸東京店「明日見世」での展開で認知拡大を実現
・プロの接客で商品価値を適切に訴求
・レポート分析から新たなニーズを発見
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帰宅後のリラックスタイムでの利用をコンセプトとした化粧品ブランド「laccche(ラッシェ)」を展開する日本パフ株式会社。2025年3月のローンチから間もないブランドが、初の実店舗展開として、明日見世への出品を決断した背景とは。また、出品を通じてどのような成果を上げ、今後の事業展開にどう活かしていくのか。同社でブランドマネージャーを務める曽川敬介氏に、出品の決め手から具体的な効果まで、詳しくお話を伺いました。


化粧品雑貨OEMから自社ブランドまで幅広く手がける日本パフ
Q.御社の事業内容とブランド「laccche」について教えてください。

曽川敬介氏(以下、敬称略):日本パフは1958年の創業以来、「環境に優しく、人に優しい」をモットーに、コスメティック関連商品とベビー分野の商品の製造販売を行ってきた企業です。これまでルース・フェイス・プレストパウダー用パフ、スポンジパフ、スポンジパフや化粧用ブラシ、フェイスマスクなど、さまざまな化粧品雑貨のOEM生産で化粧品メーカー様のお手伝いをしてまいりました。

今回、明日見世に出品した「laccche」は弊社の自社ブランドとして、これまでのOEM中心事業から新たな展開を目指して立ち上げたものです。2025年3月にローンチしたこのブランドは、「落照(らくしょう)」という、日が暮れ始める薄明かりの美しい雰囲気から着想を得ており、家に帰って寝るまでの時間に使用していただける商品をラインアップしています。成分に加え、シートの生地にまでこだわった3種類のシートマスクを代表的な商品とし、40歳前後の美容意識の高い女性をターゲットとした商品開発を行っています。


認知拡大と販路拡大の両立を目指し、百貨店のポップアップストアへ出店を検討
Q.明日見世に出品する前は、どのような課題を抱えていましたか。

曽川:ブランドの展開にあたって、認知拡大による新規顧客の獲得という根本的な課題に直面していました。lacccheは2025年3月にローンチしたばかりの新ブランドで、市場での認知度は皆無に等しい状況だったのです。Instagramでの情報発信を主軸に行っていましたが、フォロワー数が少なく、投稿のリーチやエンゲージメントも期待できる水準ではありませんでした。

当時は楽天市場に出店していたのですが、売上も思うように上がらず、ローンチ初期の数か月間は非常に厳しい状況が続きましたね。Meta広告も少額ながら実施していましたが、ブランドの認知がない状態では費用対効果も低く、限られた予算の中で効率的に認知を広げる方法を見つけられずにいました。どんなに優れた商品を開発しても、その存在を知っていただけなければ、購入にはつながりません。こだわりや特徴がありながら、それを必要とするお客様に情報を届ける体制が整っていなかったことが、事業展開における最大の課題となっていました。

Q.実店舗での販売を視野に入れたタイミングと、その背景について教えてください。

曽川:実店舗での販売は、ブランド立ち上げ当初から重要な戦略として位置づけていました。なぜなら、オンライン販売だけでは、商品の魅力を十分に伝えることが難しいと考えていたからです。特に商品の詳細な説明や使用感を文字だけで表現することには限界があり、実際に手に取って商品を確認していただける環境が必要でした。

しかし、過去に実施したポップアップストアでは、期待していた効果を得ることができませんでした。美容雑貨店舗での展開では一定の売上を確保できたものの、アパレル系店舗では、お客様の来店目的とlacccheの商品がマッチせず、認知は広がっても購入にはつながりにくい状況だったのです。また、お客様に価値を適切に伝えることができないという問題がありました。そこで、これらの課題を解決するため、美容に関心の高い顧客層が来店し、かつ質の高い接客サービスを提供できる百貨店での展開を模索し始めたという経緯です。


質の高い接客サービスと詳細なレポートで、新規顧客獲得への足がかりができた
Q.明日見世を知ったきっかけと出品を決めた理由を教えてください。

曽川:最初のきっかけは、ブランドローンチ前に参加した、東京インターナショナルギフト・ショー春2025という展示会での営業活動です。その際、大丸松坂屋百貨店の担当者と直接お会いし、名刺交換をする機会を得ました。また、同時期に、弊社の主力事業であるOEM事業でお世話になっているお取引先から、明日見世のご担当者を紹介いただいたのです。これらのご縁を重なったことで、明日見世というサービスについて詳しく知ることができました。

出品を決めた要因として最も大きかったのは、大丸松坂屋百貨店というブランド力です。歴史ある百貨店での販売実績は、新興ブランドにとって何物にも代えがたい価値があります。加えて、東京駅という抜群の立地条件や、明日見世の充実したサービス内容も魅力的でしたね。特に販売のプロフェッショナルによる接客サービスや、詳細なレポート提供などは、リソースが限られていた弊社にとって、非常にありがたいものです。他の百貨店からもお声がけをいただいていましたが、明日見世が最も理想的なサービス内容だと感じ、出品を決めました。

Q.出品後、どのような成果が得られましたか。

曽川:これまで経験したアパレル系店舗での展開と比べて、何十倍という売上を記録し、美容雑貨店舗での実績と比較しても非常に良好な結果を得ることができました。3か月という限られた期間の中で安定した売上を実現していただいたことは、ブランドにとって大きな自信につながっています。

また、出品期間中にInstagramのフォロワー数が大幅に増加し、ブランドの存在を多くの方に知っていただくことができました。同時期にMeta広告も実施していたため相乗効果もあると思いますが、明日見世に出品していなかったらここまでの成果は得られなかったでしょう。さらに重要な成果として、BtoB関連の問い合わせが増加したことが挙げられます。ショップへの出品依頼など具体的な商談が複数進行中となり、今後の販売拡大への道筋が見えてきました。

Q.明日見世の店頭スタッフの接客について、どのような印象をお持ちになりましたか。

曽川:明日見世の接客レベルは期待を大きく上回るものでした。事前に熱心に学習してくださり、その知識が実際の接客で十分に発揮されていることをレポートや現場の視察を通じて実感しています。弊社のメンバーが訪問した際には、「とてもいい接客だった」「内容を熟知していて、買いたくなるような接客をしてくれる」といった感想を持ち帰ってくれています。特に化粧品においては薬機法の制約で伝えにくい特徴を、接客を通じてお客様のお悩みに合わせてご案内し、おすすめできるのがありがたかったですね。

中間、最終レポートでは、お客様の詳細な反応や購買行動パターンまで丁寧に記録していただき、これまで得ることのできなかった貴重なデータを蓄積することができました。予想以上に幅広い年齢層からご支持いただいていることが分かったため、今後の商品開発とマーケティング戦略に活かしていきたいと思っています。


市場ニーズを捉えた商品開発でさらなる販路拡大を目指していく
Q.今後の展開ついて教えてください。

曽川:まずはアイテム数の拡充を進めていく予定です。明日見世でのレポートから、ギフト商品の需要という明確なニーズが浮き彫りになったため、石鹸と関連アイテムを組み合わせたギフトセットの商品化を進めているところです。新商品により、現在アプローチできていない顧客層の開拓と、既存顧客の客単価向上を同時に実現できれば嬉しく思います。

加えて、明日見世vol.6での再出品が決定しているので、年末商戦に向けた戦略も立てています。大丸松坂屋百貨店のブランド力を最大限に活用し、さらなる新規顧客獲得を図っていきたいですね。


Q.最後に、明日見世への出品を検討されている方にメッセージをお願いします。

曽川:立ち上がったばかりで、まだ認知のないブランドをお持ちの企業様。また、百貨店での展開にあたって、商品だけでなく、ヴィジュアルにもこだわって作り込みをされているブランドには、ぜひ出品をおすすめしたいですね。新たなブランドの立ち上げを行う場合、価格設定や市場の受容性について不安を抱えることが多いと思います。そうした中で、自社ブランドが市場で受け入れられるかどうかを、プロの店頭スタッフによる接客を通じて判断できるというのは非常に価値があります。私自身、商品のビジュアルや価格設定、そしてコンセプト全体において市場で受け入れられる余地があるという確信を得ることができました。自社ブランドが持つポテンシャルを客観的に評価し、市場での立ち位置を明確にできる貴重な機会として、明日見世を活用していただきたいと思います。


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