<出品事例>CHEECASE
法人
日本市場での販路拡大と新規顧客獲得の手応えを実感。
CHEECASEが明日見世への出品で得た「リアルの声」の価値とは
CHEECASEが明日見世への出品で得た「リアルの声」の価値とは
【出品事例】CHEECASE
・会社名:KUMOJO LUGGAGE株式会社
・事業内容:大容量スーツケース等トラベルグッズの企画・販売
・URL:https://www.cheecase.com/ (外部サイトに移動します)
・出品期間:2026年2月4日(水)~2026年4月28日(火)
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【課題】
・日本市場での認知度が低く、ブランドや商品の魅力を伝える機会が限られていた
・EC販売が中心のため、商品のサイズ感や収納力などの特徴をお客様に伝えきれていなかった
・購入後のレビュー取得率が低く、商品改善につながる顧客の声が不足していた
【成果】
・100名以上のお客様から質の高いフィードバックを獲得し、商品開発や改善に活かせるデータを収集
・実物展示を通じてサイズ感や収納力を直接体感いただき、購入判断の後押しにつながった
・QRコードを経由したECサイトへの流入が増加し、リアル展示とオンライン販売が連動
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アジア6カ国・地域で展開する大容量スーツケースブランド「CHEECASE」を手がけるKUMOJO LUGGAGE株式会社は、2024年11月に日本法人を設立しました。EC販売を中心に事業を展開する一方、「リアルの接点をつくりたい」との思いから、大丸松坂屋百貨店が展開する複合型体験ストア「明日見世」への出品を決断しました。出品を通じてどのような成果を得られたのでしょうか。また、その経験を今後の事業展開にどう活かされていくのか。ブランド運営全般を担当する丸子氏にお話を伺いました。
「美しさと機能性のバランス」を追求した大容量スーツケース
Q.御社の事業内容とブランドの特長について教えてください。
丸子氏(以下、敬称略):CHEECASEは、韓国・日本・台湾・中国・シンガポール・タイのアジア6カ国・地域で展開する旅行用品ブランドです。スーツケースを中心に、バッグ類も含む旅行用品全般を自社工場で製造・販売しています。2024年11月に日本法人を設立し、2025年9月より商品の販売を開始しました。販売開始までの約1年間は、会社基盤の構築や商品改善など、事業の土台づくりに注力してまいりました。私は日本法人が設立された翌2025年2月に入社して、ブランド運営全般を担当しています。
ブランドの一番の特長は大容量であることです。お客様からは「可愛い」と評価いただくことも多いですが、私たちのこだわりは見た目だけでなく、実際の収納力にあります。構造をシンプルにしてスーツケース自体の重量を抑えつつ、収納スペースを最大化しました。ハンドルは自社設計で、ボディとの隙間を極限まで小さくして収納量を確保しています。フロントオープン型の採用も、ホテルなど限られたスペースでの開閉のしやすさを考慮した結果です。
USB充電ポートやカップホルダーなどの付加機能についても、収納量や製品寿命への影響を実際にテストしたうえで、必要かどうかを判断しています。機能を詰め込むほどスーツケースは重くなり、収納スペースも減ります。本当に必要なものだけを厳選して搭載するという考え方が、CHEECASEのものづくりの根幹です。
認知度の低さとEC販売の限界。ブランドに必要だった「リアルの接点」
Q.明日見世への出品を決める前、どのような課題を感じていましたか。
丸子:当時、課題は大きく2つありました。1つはブランドの認知度です。日本で事業開始してから1年にも満たない段階だったため、CHEECASEの存在を知らない方がほとんどという状況でした。EC販売が中心だったため、ブランドを広く知っていただく機会が限られていたのです。
2つ目はEC販売の限界です。スーツケースはサイズ感や収納量が購入の決め手になりますが、ECサイトの画面越しではなかなか伝わりません。また、購入者がレビューを残してくれる割合は10人に1人ほどで、商品改善に役立つフィードバックが十分に集められていませんでした。お客様の本音が分からなければ、商品もECサイトの見せ方も改善することが難しくなります。そこで販路拡大のためにも、リアルな接点をつくることを決めました。
明日見世を知ったのは、展示会に出品した際に担当者の方から名刺をいただいたことです。大丸東京店は東京駅直結という立地に加え、カフェスペースが併設されており、若い世代の方々も気軽に立ち寄りやすい環境が整っている点に魅力を感じました。私たちの主なターゲットは20〜30代の女性ですので、ターゲット層との親和性も感じました。
初出品で100名超のフィードバックを獲得。「リアル展示」が生んだ気づき
Q.Vol.7の出品を通じて、どのような成果を得られましたか。
丸子:Vol.7では、100名以上のお客様からフィードバックをいただいたことが大きな成果でした。EC販売だけではなかなか得られなかった生の声やご意見を、アンバサダーの方々による丁寧な接客を通じて数多く得られました。アンバサダーの方々は、出品前の説明の場で資料を事前にしっかり読み、的確な質問をしてくださいました。お客様にどう伝えるかを意識した質問が多く、その姿勢から高い信頼感を持てました。
展示を通じて得られた具体的な気づきもいくつかあります。InstagramでCHEECASEを知り、当初はLサイズを検討していたお客様が、実物を前にしてMサイズで十分と判断されたというフィードバックが3〜4件ありました。これは、ECサイトの画面では伝わりにくいサイズ感や収納力が、リアルの場でしっかり伝わっていた証拠です。また、台湾の実店舗で一度ご覧になったお客様が、日本旅行中に明日見世でも再び出会ってくださったというエピソードも印象的でした。
さらに、想定していた20〜30代の女性だけでなく、40〜60代のお客様からも高い関心を寄せていただいたことは、新規顧客獲得につながる予想外の発見です。明日見世に設置しているリーフレットやブランド紹介POPのQRコード、明日見世WEBサイトに掲載したURL経由でECサイトへの流入も増加し、リアルとオンラインの連動効果を実感しています。
展示方法についても多くの学びがありました。スーツケースを閉じた状態で立てて展示するより、開いた状態で実際に荷物を入れて見せるほうが、お客様に収納量が伝わりやすいことに気づきました。モジュール式の仕切りや取り外しできる収納袋など、他ブランドにはない内装の工夫も備えています。そのため、開いた状態での展示はこうした内装の魅力を伝えるうえでも効果的だと感じました。

再出品の決め手は「レポートの丁寧さ」と「お客様の質の高い情報」
Q.Vol.9への再出品を決めた理由と、今回の目的・目標を教えてください。
丸子:再出品の一番の決め手は、アンバサダーの方々の丁寧なレポートです。お客様の服装や会話の内容まで細かく記録されており、読んだときには、その細やかさに驚きました。明日見世では、お客様がアンバサダーと自然に会話をし、丁寧に意見を伝えてくださる姿も印象に残っています。
このような価値は、他の販売チャネルと比べると明確に実感できます。例えば、他店でのポップアップストアは販売数という点では成果を得られましたが、把握できる情報は購入者の年齢層や性別といった属性データが中心です。明日見世では、お客様一人ひとりの背景や商品に対する感想といった、数字だけでは見えない質の高い情報が得られます。この点を高く評価し、短いスパンで再出品を決めました。
今回のVol.9では、前回とは異なる商品としてイラスト入りのフロントオープン型スーツケースを出品します。日本市場ではまだ珍しいデザインのため、お客様がどのような反応をされるのかを直接確かめたいと考えています。また、前回の出品時にCHEECASEをご覧いただいたお客様が再来店される可能性もあるため、新鮮な驚きを提供できればうれしいですね。売上目標は前回の2〜3倍を掲げており、ギフト企画やセールプロモーションも明日見世と連携しながら進めていく予定です。
「唯一無二のパートナー」を目指した、ブランドの次のステージへ
Q.今後の展開について教えてください。
丸子:将来的には、明日見世にとって唯一無二のパートナーになることを目指しています。前回はシンプルなフロントオープン型、今回はイラスト入りと、出品のたびに新しい顔をお見せしながら、来るたびに新鮮な驚きを感じていただけたらうれしいですね。イラストスーツケースの反響が好調であれば、より上位のプランでブランドの世界観をさらに広く発信していくことも検討中です。
今後はコラボレーションスーツケースやカスタマイズ対応の商品展開など、商品ラインの拡充も計画しています。自社のリアル店舗の出店も視野に入れながら、訪れる場所によって異なるデザインや商品と出会えるような販路拡大を実現していきたいです。旅行も日常のお買い物も、CHEECASEとの出会いでより楽しくなる。そのようなブランドに成長していけたらと願っています。
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