展覧会概要
昭和39年以来、日本伝統工芸染織展は、日本工芸会の染織部会展として、芸術的にも歴史的にも価値の高い染織工芸技術の保護・育成と創意ある展開をもとめ日本伝統工芸染織展を開催してきましたが、今回、平素の研究成果をあつめて第59回を開催することとなりました。
伝統工芸は、日本人の生活に深く根ざしたもので、素材や意匠に季節感を重視し、四季の変化に心を遊ばせ、人の気持ちにも細やかに
こころくばりするものです。その中でも、本展は、変容を続ける社会にあって、永遠に変わらない本質を持ちながら一瞬もとどまること
なく継承されてきた、伝統の本来の姿を「染織」に求め、これで表現していきます。
今回も、公募により作品を鑑審査し、入選作品、受賞作品を決定。重要無形文化財保持者の作品を含めて、着物、帯、着尺、組紐など約73点を展覧いたします。
特別展示
【布地にふれるコーナー】
一部作家の布地を実際に触ってご覧いただけます。
列品解説
- ■ 5月24日(土)午後2時
重要無形文化財「紬織」保持者 村上良子氏
- ■ 5月25日(日)午後2時
重要無形文化財「友禅」保持者 森口邦彦氏
・重要無形文化財保持者の先生方に会場内で作品についての解説をしていただきます。
- ※会場内にいらっしゃるお客様はどなたでもご参加いただけます(別途入場券は必要です)。
- ※解説のお時間は約30分の予定です。
基本情報
第59回
日本伝統工芸染織展
会期 | 2025年5月21日(水)→26日(月) |
会場 | 大丸ミュージアム〈京都〉[大丸京都店6階] |
入場時間 | 午前10時→午後6時30分(午後7時閉場)
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入場料(税込) |
当日500円(300円)、大学生以下無料
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主催:日本経済新聞社、日本工芸会
後援:文化庁、京都府教育委員会、NHK京都放送局、MOA美術館、京都新聞