VOL.05

目利きとつくる、TROJANメジャーメイド 05

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2019.04.26

『各界の目利きとつくる、TROJANメジャーメイド』Vol.05

イラストレーター、師岡とおるさんの「自分らしさを出せるスーツ」。

トロージャンのメジャーメイドを各界の目利きと呼ばれる男性たちにお試しいただき、オーダースーツの魅力をご紹介する連載。第五回目は、イラストレーター師岡とおるさんの登場。彼があつらえたメージャーメイドスーツとともにこだわりのポイントをご紹介します。

TROJAN_JDA0499.jpg パーティでも無理なく映える、
自分らしいスーツ。

イラストレーターとして活躍する師岡とおるさんの普段着は、ブレザーやジャケットといったスタイルが定番。今回のトロージャンのメジャーメイドでは、「自分らしさが出るスーツ」を誂えるのが1番の目的。職業上、スーツを着る機会が少ないため、いざ、既成のスーツを購入し着てみると、いまいちしっくりこないというのが、師岡さんの悩みだそう。その悩みを解消すべく、早速、オーダーが始まった。


TROJAN_YBG2559.jpg 師岡さんが選んだ生地は、
老舗カノニコのダークグレー。

メジャーメイドの担当スタッフに様々な生地を解説してもらい、触り心地や生地の厚み、そして色合いをチェック。師岡さんが選んだのは、シックなダークグレーの生地。「この色のスーツは、今までに着たことないですね。黒か濃紺というのが僕のセオリーでしたから、ちょっと楽しみです」と話す師岡さん。この生地は、1663年に発祥したイタリアの老舗ウールメーカー、ヴィターレ・バルベリス・カノニコの品。数あるイタリアの生地メーカーのなかでも品質の良さと染めの技術では群を抜く存在として知られる。


TROJAN_YBG2700.jpg バランスのいい体型を、
より良く見せるフィッティング。

師岡さん自身のイメージとしては、イギリスのモッズスーツ的な雰囲気が好み。そのため、基本のシルエットはコンパクトな02モデルを採用。ここ最近は、ジムでトレーニングをして体型維持を心がけているという師岡さんは、そのバランスの良さもあって、フィッティングでは、サイズ感を多少調整する程度のお直しのみでスムーズに終了した。ちなみにこの段階で、サンプルのシャツも着用しているので仕上がりの形がイメージしやすくなっている。


TROJAN_YBG2721.jpg 基本的には、ボックスシルエットだが、胸回りには適度なボリュームを持たせ、ウエスト周りは、軽く絞っていく。数ミリ、数センチ単位の微妙な採寸が重要で、メジャーメイドならではの美しい仕上がりに影響する。ちょうどいいサイズ感は、やはりメジャーメイドでなければ難しいことが伺える瞬間だ。ちなみに、ジャケットの着丈とベントのタイプや深さもこのタイミングで決定する。パンツは、靴下が少し覗くぐらいの短めの丈にした。


TROJAN_YBG2636.jpg 裏地はあえて、
表地と異なるカラーリングに。

フィッティング終了後には、裏地などのオプションを決めていく。師岡さんが選んだのは、光沢のあるベージュのもの。「表地の色と同系色にすると、いかにもスーツっぽいかしこまった感じがするので、あえて違う色にしてみました」と師岡さんが言う通り、けっして派手ではないものの、彼らしさが表現された裏地のチョイスになった。


TROJAN_YBG2787.jpg ボタンホールとステッチは、同系色を選択。そして内ポケットには、師岡さんの屋号である「モアロック」をカタカナで刺繍することに。ダークグレーのスーツ地に対して、刺繍糸は、ネイビーを選択。ちゃんと見ないとわからないぐらいのさり気ないディテールもメジャーメイドならではの面白さのひとつ。


TROJAN_YBG2796.jpg 左の帽子は、師岡さんが愛用している私物。今回のメジャーメイドのスーツでは、この帽子を被ることを想定して行った。「自分が思い描いていたスーツ像と、実際にプロの人のアドバイスを聞きながら作るのでは、いろいろなところにギャップがあることが分かりました。普段着ない色を選んだら意外としっくりきたり、見た目のサイズイメージと着心地の良さをマッチさせることの難しさも勉強になりましたね」と師岡さん。イギリス紳士的な大人っぽさと、お洒落の遊び心が程よくミックスした仕上がりで、師岡さんらしさが表現された一着が完成した。

師岡とおる(もろおか・とおる)/1972年東京都生まれ。幼少期から、絵を描くことに興味を持つ。武蔵野美術大学を卒業後、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして才能を開花。2013年には、PromaxBDA Asiaにて金賞受賞。スタイルにとらわれない表現方法で様々なタッチを描き分ける。

【師岡さんがオーダーしたスーツのこだわり】

TROJAN_AAA2364.jpg Price ¥97,200円(税込)
Fabric:ヴィタ-レ・バルベリス・カノニコ
Model:03model
Option:本切羽、フルステッチ、水牛ボタン(各2,160円)
* シャツ、ネクタイは別料金です



TROJAN_AAA2368.jpg アウトポケットにすることで、
ドレスダウンしたスタイルに。

今回のメジャーメイドで最も師岡さんらしさが表れたのは、ポケットの形状。通常のスーツの場合は、箱ポケットと呼ばれる切り込みを入れたタイプが採用されるが、あえてアウトポケットの仕様に。これにより、カジュアル感が演出されドレスダウンしたスーツスタイルが楽しめる。


TROJAN_AAA2373.jpg 脇ポケットも
アウトポケットで統一。

胸ポケットと同様に両サイドの脇ポケットもアウトポケットにした。スーツとしてはもちろん、カジュアルなジャケットとしても着られるので、まさに一石二鳥のディテール。スーツの生地がしっかりしているので、ポケットに多少物を入れても形が崩れにくいのも魅力。


TROJAN_AAA2379.jpg フロントと裾のボタンは、
表情に違いがある水牛ボタン。

フロントボタンと袖ボタンには、水牛ボタンを選んだ。その理由は、ひとつひとつに違った表情があるから。プレーンなプラスチックボタンにはない、独特の風合いに惹かれたそう。袖ボタンを3つにしたのもこだわり。


TROJAN_AAA2388.jpg 老舗メーカーが手がける
高級な生地。

こちらは、イタリアで1663年から続くヴィターレ・バルベリス・カノニコのスーパー110'sのネームタグ。伝統的な技術を持つ老舗だからこそ織れる上品な生地の質感が特徴。ちなみに、スーパー110というのは、糸の原料の細さを表した数値。糸の(番手)細さではなくあくまでも原毛の数値で、数字が大きくなるほど細い。


TROJAN_AAA2394.jpg 内ポケットには、
さりげなく"モアロック"。

右身頃の内ポケットには、師岡さんの屋号である「モアロック」をカタカナで刺繍した。ダークグレーのスーツ地に対して、刺繍糸は、ネイビーを選択。ちゃんと見ないとわからないぐらいのさり気ないディテールも、メジャーメイドならではの面白さのひとつ。


TROJAN_AAA2405.jpg 3ピーススーツにして、
ベストにも抜かりなし。

師岡さんにとって、ほぼ初体験という3ピーススーツ。ベストは襟なしのシングルタイプ。背裏はジャケットの裏地と同素材を採用。ベストを着ることで、本格的なスーツ姿にもなるし、体の厚みが出るので、ジャケットのシルエットをより美しく見せる効果もある。


TROJAN_AAA2382.jpg アクセントになる、
ユニークなボウタイ。

欧米、特にイギリスでは、スーツにボウタイを合わせる紳士を日本よりはるかに多く見かける。ボウタイが好きな師岡さんは、迷わずこのピンクのボウタイを選んだ。スタイリングのアクセントになる上に、私物の帽子との相性も抜群。こちらは、スナップ式なので着脱も容易にできる。

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* 次回「Vol.06」は5月下旬、更新予定です。
* 記事内容は撮影当時のものです。