Report Matsuzakaya NAGOYA

松坂屋名古屋店
2026年2月6日(金)→9日(月)
南館8階 マツザカヤホール
2026年2月4日(水)→9日(月)
南館1階 オルガン広場
2026年2月6日(金)→9日(月)
北館1階 イベントスペース
会場内
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◎南館1階オルガン広場
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◎北館1階イベントスペース

バレンタインも近づくシーズン、現代のアートシーンを牽引する日本国内の14ギャラリーと、アジアのアートを紹介するプロジェクト「Polaris from Asia」が、松坂屋名古屋店へ集結!会場では、絵画や立体作品など400点以上の作品が展示販売されました。2月に入り寒さがピークとなった週末にも、多くのお客様がご来場されました。

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◎南館8階マツザカヤホール

メイン会場の南館8階マツザカヤホールは、ギャラリーの配置をあえて仕切りすぎない構成に。作品を見ながら歩いていたら、自然と隣のギャラリーブースに移っているような感覚で鑑賞できるシームレスな空間を演出していました。
展示作品は、自宅やオフィスに飾りやすいような小サイズの絵画作品を中心にそろえ、日常の中で気軽に楽しめそうなアートが充実。幅広いお客様の関心を集めていました。

会場内
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同会場では「食」とアートを組み合わせた2種類のコラボ商品も登場。〈関谷醸造〉は、フェアで紹介する12作品をラベルデザインに採用した日本酒「可。(べし)」(720mL)を150本限定で販売。贈り物にはもちろん、持ち帰って自宅でも鑑賞しながらお酒を味わったり、飲み終わった後の瓶を飾ったりして楽しめる、“鑑賞の余韻”も提供できたら…と考えられた商品です。

会場内
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宮田佳子氏が猫を描いた木箱入りの「空」も発見。猫の絵は3種類。

もう一方は、〈gallery UG〉の野原邦彦氏、六本木・銀座に店舗を構える〈LOUANGE TOKYO〉、希少いちご 品種「よつぼし」 を育てる〈丸進ファーム〉のトリプルコラボレーションのボンボンショコラ「PUKU PUKU ICHIGO CHOCOLAT 2026(ぷくぷく いちご ショコラ)」。「よつぼし」のジャム入りで、シャンパンやゴルゴンゾーラなど4種の味のボンボンショコラと、野原氏の作品をかたどったチョコレート(1個)のアソートメント。会場ではコラボレーション商品にも使われた「いちごずきん」も展示販売され、本館7階のバレンタイン催事「ショコラプロムナード」とも重なって、ショコラにワクワクするシーズンを盛りあげていました。

会場内
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さらに1階では、イベントブースを北館と南館の両端に設置。北館に登場したアジアを軸に活躍する現代アーティストを紹介するアートプロジェクトの「Polaris from Asia」では、金田涼子氏によるキャンバス作品を多数展示しました。金田涼子氏が〈フランク ミュラー〉の時計発表に際して制作した版画作品『目覚めの時』をはじめ、多数の版画作品と立体作品もそろい、見応えたっぷり。高級ブティックの売場の中に思いがけず出現した異世界は、百貨店ならではの面白さ。ショッピングに訪れたお客様の目を引きつけていました。​

会場内
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一方、南館のオルガン広場では、可能性を秘めた若手作家を見出し、美術ファンとともに応援するヤングアーティスト公募展「いい芽ふくら芽」を開催。“これから”を期待されるアーティストの作品は、まさに春の芽吹きのようにフレッシュな感性に溢れ、店内はもちろん、ガラス越しに久屋大通を行く人々の足を止めさせていました。
今回の「ART365」では、お買い物のついでなど売り場の延長線上で気軽にアートに触れられる、百貨店ならではの立ち寄りやすさを前回以上に実感。多様なアートと出合うプラットフォームとして、自由に展示空間を演出できる美術館として、ますます進化し続けています。

会場内
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〈北井画廊〉栗原針山氏

幼少期から書道を学び、書の世界の扉を開いた〈北井画廊〉の栗原針山氏。ずっと抱き続けている“葛藤”と、その先に見出す一筋の光を投影するために、1℃単位の温度調整や長期熟成などによって墨から独自の墨液を作り出し、ワンストロークの中の滲みや1mm以下の微かな隙間(光)まですべて繊細に計算された技法 “モコモコ・ボーダー” で表現している。観る人がそれぞれの人生を重ねながら感じてもらえたら…と、語る。

〈Seta Gallery〉谷口洸氏

さざ波のきらめきや、水面に揺れながら反射する空や雲…学生時代に魅了された静かで美しい自然の風景を描きたくて、都会を飛び出して水、空、光がきれいな海沿いの田舎町に移住を決意。あえてキャンバスではなく檜など自作の支持体を使った板絵に、日本画のように手練りの油彩で描き、額縁まで絵画の一部として自分で制作する作品はすべて一点もの。まるで窓から眺める景色のように日常に溶け込む作品を目指しているという〈Seta Gallery〉の谷口洸氏。

〈吉野画廊〉岡田眞治氏

常に新しい領域にチャレンジするために40年間、院展に出品し続け、入選すること36回。あくなき探究心の原動力は、自分の目で見た本物を描くことだと語る〈吉野画廊〉の岡田眞治氏。実際に現地をスケッチするために渡欧したのは50回以上。現地で水彩スケッチまで行うことで、そこでしか感じることのない空気感や印象を一つひとつキャンバスに落とし込む。彼のレンズから見える、異国の風景を眺めその空気を想像して感じてほしい。

〈Gallery ACCESS〉高野純子氏

動き回る動物は、何度描いても二度と同じ表情が見えない。だからこそ、その面白さを追求して作品と対峙する〈Gallery ACCESS〉の高野純子氏。実際に描きたい動物を目の前にし、たくさんのスケッチを描くうちに見えてくるという動物の個性。それはまるで作品を通して会話をしているかのよう。毛の一本、羽の一枚まで細かく描写することで確かにそこにいる実感を伝えたい、余白の美としなやかな動物の曲線を大切にこれからも創作し続けたいと、意気込みを聞かせてくれた。

〈Gallery Seek〉Akira Terada氏

本業は建築意匠設計の仕事をしながらグリッチアート作品を制作し続ける〈Gallery Seek〉のAkira Terada氏。4年前、自分を変えたいと思い、始めたSNSでこれまで1300点を超える作品を投稿し続ける。子供のときから感じていた世界観をグリッチ(ゲームのバグ)で表現。ゲーム感覚で一枚の写真から回転・反転・歪曲・重層を繰り返し、ノイズをかけて、まるでステージクリアをするような感覚で作品を仕上げていく。シンプルな手法で造る複雑な世界を楽しんでほしいと話す。