
暮らしの余白。

PAST
EVENTS2022 D-art,ARTの現在地
身近に、自由に。
アートと出合う。
心斎橋~名古屋~神戸~京都、
4店舗をめぐったアートツアー。
「アートと暮らしを結ぶ」をコンセプトに、大丸松坂屋百貨店がアートシーンで新たに取り組む、百貨店によるアートフェア「D-art,ART」。
大丸松坂屋百貨店の各店舗が、プロデューサー・來住尚彦氏によって選出された多くのギャラリーの基地となり、2022年6月、大丸心斎橋店を皮切りに、同年9月には松坂屋名古屋店、10月に大丸神戸店、大丸京都店へと巡回してまいりました。
この度は、多くのお客様にご来場いただき誠にありがとうございました。
各ギャラリーのお勧めアーティストを一堂に。
各店が基地となって、
幅広い世代のお客様へ
アートの魅力を発信。
おかげさまで、各店とも30代~50代を中心とした幅広い世代のたくさんのお客様にご来場いただくことができました。名古屋店では店内広告を見てお越しになったお客様が4割も。神戸店では百貨店のギャラリーは初体験という30~40代のお客様も多数いらっしゃったというデータが。各店とも個性的で意欲的な試みの作品をそろえ、普段百貨店の催しには来たことがないというお客様にも多く足を運んでいただきました。

▲世界的デザイナー、コシノジュンコ氏によるトークショー(松坂屋名古屋店にて)
「百貨店」という場を介して
アートの存在をもっと身近に。
さまざまなギャラリーが見出した、絵画、写真、オブジェ、デジタルを応用したファインアートなどあらゆるアートが一堂に融合する空間や時間は、まさに百貨店ならではのものかもしれません。これを機に話題となった作品も続々。作家によるSNSでの発信などを通じて来場し、ご購入に至るケースも多くあったようです。
お買い物がてらアートを鑑賞できたり、作家自身から解説を聞けたりと、各店で創意工夫した、会場や演出、イベントなど百貨店らしい仕掛けが、お客様とアートとの距離を近づけるきっかけとなっているとしたらどんなに幸いなことでしょう。

▲細密画の奇才、笹田靖人氏(大丸京都店にて)

▲抽象性と具象性のハイブリットを描く岡田菜美氏(大丸京都店にて)
2023年、次は何ができるのか?
〈D-art,ART〉は、ますますパワーアップ。
そして〈D-art,ART〉の挑戦は、さらに先へ。「作家によるイベントをもっと」、「新しいお客様に再び訪れていただきたい」、「当店ならではのギャラリーと作品を選定していきたい」、「資産となるようなアートをご提案したい」。各店とも次回何ができるか、「これからの〈D-art,ART〉」も探求し続けています。
当たり前のように誰もがアートを楽しむ時代、もっともっと素晴らしいアートをご紹介していきたい。そんな熱い想いをつなぎ、2023年は2月の大丸東京店から開幕します。どうぞ、ご期待ください!
D-art,ART2023 大丸東京店
■2023年2月16日(木)→21日(火)
■大丸東京店 11階催事場
10時〜20時(最終日17時閉場)
■出展ギャラリー
◎gallery UG
◎GALLERY ISHIKAWA
◎MEDEL GALLERY SHU
◎当代東京Contemporary Tokyo
◎田中美術
◎Artglorieux GALLERY OF TOKYO
◎Satelites ART LAB
◎Shibayama art gallery
◎同時代ギャラリーGARAGE
◎S Art Gallery
◎MAZZI FINE ART
◎GALLERY CLEF
◎The Tolman Collection,Tokyo
◎FAT Collection
大丸東京店
〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1
電話:03-3212-8011
アートシーンに新たなムーブメント。Department storeと様々なArtが融合。大丸・松坂屋を舞台にした新しいスタイルのアートフェア、それが、D-art,ART

D-art,ART プロデューサー
來住 尚彦
一般社団法人 アート東京 代表理事
- Profile
-
1985年、株式会社東京放送ホールディングス(株式会社TBSテレビ)入社。コンプレックスライブ空間「赤坂BLITZ」(1996年)を企画立案し、支配人に就任。赤坂サカス推進部部長として、エンターテイメント施設と都市の共生をテーマに、複合エンターテイメント空間「赤坂サカス」(2008年)の企画立案、プロデュースを行う。2015年、一般社団法人 アート東京設立。
現在は、東京、京都、大阪等の全国各地でアートフェアを主催し、国際展「World Art Tokyo」を駐日大使館と連携し開催する他、次世代の人材育成を目的とした展覧会「Future Artists Tokyo」を国内芸術系大学と協働し開催。
文化庁文化審議会文化経済部会委員。
名古屋芸術大学芸術学部 芸術学科 美術領域 コミュニケーションアートコース特別客員教授。

Introduced by 來住 尚彦
BEN MORISatelites ART LAB
森勉さんは日本人の父とアメリカ人の母を持つアーティストです。祖母は世界的ファッションデザイナー・森英恵(モリハナエ)さんで、ファッションに深い関わりのある環境で育ちました。慶應義塾普通部から、イーストコーストのハイスクール、さらにRISD(ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン) にてグラフィック・デザインを専攻し、アーティストとしての活動をスタート。2015-2016セゾン現代美術館運営アートギャラリーのメイン契約作家に抜擢されました。森勉さんは「鶏」や「虎」などに加え、日本の古典的ツールから触発された現代的でありながら、日本的な繊細さと西洋的な大胆さがリズムを刻む大型作品が特徴といえます。立体的点描を施したモチーフからは、けっして平面とは思えない存在感が発せられています。距離を置いて見る時と間近で見る時とでは、違った表情を見せるのも森勉作品の特徴のひとつです。爬虫類のゴツゴツした立体的身体を表現する技法は、幼少時から様々な試行錯誤を繰り返して生み出されたオリジナルのテクニック。ユニークで華やかな動物絵画(現代的鳥獣戯画)の世界にぜひ触れてみてください。


森 勉Satelites ART LAB

スペシャル対談×松嶺 貴幸〈talk#6〉




The Gift
スキー事故で生死をさまよい、得た“Gift”とは?自然がもたらす刹那の美に魅了され、その感覚をみんなとシェアできたら…とデジタルでの展開に挑むアーティスト松嶺貴幸氏。その心意気にプロデューサー來住尚彦氏は言葉の“Gift”を贈ります。